シェルティの魅力とは?性格やかかりやすい病気、トリミングの頻度などわかりやすく解説

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シェルティの魅力とは?性格やかかりやすい病気、トリミングの頻度などわかりやすく解説


今回この記事でご紹介するのは「シェルティ」の愛称で親しまれているシェットランド・シープドッグについてです。
昔から私たち人間の相棒として側で支えてくれているシェルティの性格やトリミングの回数、気を付けなければいけない事やかかりやすい病気などについて詳しく解説していきます。

この記事を読んで、少しでもシェルティの魅力を感じて親しみをもっていただけると嬉しいです。

 

シェルティの歴史はとても古い

シェルティは昔から、作業犬として活躍していたのはよく聞くお話ですね。
その歴史は古く19世紀の終わり頃まで遡ります。
イギリスのシェットランド諸島で生み出された犬種だと言われており、昔から人との繋がりが深い大切な存在でした。
気候条件の厳しいシェットランド諸島では、植物や牧草が乏しく動物も大きく育ちません。
人間も厳しい気象条件の中で生活しており、小型の家畜たちに合わせて作業犬も小型化していきました。さらに長い年月をかけ、大型にならないように交配させることで今の大きさのシェルティが生まれました。
厳しい環境にも負けないように豊かな毛量と美しい被毛が特徴的ですが、エレガントな見た目とは違い性格は穏やかで優しい子が多いです。
現在は牧羊犬としてではなく、世界中で家庭犬として愛好されています。

横を向いているシェルティ

 

シェルティの基本的な性格とは

シェルティはとても賢く、牧羊犬として活躍していた歴史もあるため、状況を見て判断する能力が高い子が多くいます。
飼い主に忠実で、穏やかで優しい性格の持ち主なので家庭犬にはピッタリです。
子供にも我慢強く接してくれる面もあり、一緒に遊ぶことも上手なシェルティは多くの魅力をもっています。

深い愛情の持ち主

温厚な性格のシェルティは、飼い主やその家族には深い愛情を示してくれます。
いつでも一緒がいいという甘えん坊な一面も。
感受性が強く、飼い主の感情や気持ちを敏感に察知してくれます。
ですがストレスを溜め込んでしまうという繊細な面もあるので、こちらも優しさや愛情持って接することでより一層の絆を感じることができるでしょう。

警戒心が強く番犬にも

シェルティは警戒心が強く、音や動くものに対して敏感に反応することが出来ます。
トレーニングや幼少期の過ごし方次第で、とても優秀な番犬になってくれることでしょう。
元々家畜を守るための必要なスキルなので、過剰に吠えたり攻撃的な行動をしてしまうこともあります。
人間に慣れさせることや幼少期から様々な環境音を聞かせることが重要になってきます。

運動が大好き

高い運動能力とスタミナがあり、遊び好きなシェルティ。
毎日のお散歩だけでなく、ボール投げやアジリティトレーニングに挑戦するのもおすすめです。
犬とたくさん遊びたい人、アクティブに行動したい人にはぴったりの犬種です。

走っているシェルティー

 

シェルティの被毛の見どころ

シェルティの被毛は保湿性と防寒性に優れたダブルコートです。
ダブルコートとは太くてしっかりした毛を上毛(オーバーコート)と言い、短めの柔らかい毛が下毛(アンダーコート)という二層構造からできています。
ダブルコートのおかげで厚みがあり、保温性や防水性のメリットが特徴です。

トリミングの頻度

シェルティの長くて美しい被毛は魅力の一つですが、抜け毛も多いので毎日のお手入れが大切になります。
ブラッシングをすることでスキンシップにもなり、体の変化にもいち早く気付けるのでおすすめです。
年に2回換毛期があるので、家でのお手入れが大変という場合には月に1〜2回の頻度でトリミング施設にてシャンプーをすることで清潔感を保つことができ、皮膚病などのリスクを低減させる事ができます。

毛色の種類

シェルティの毛色は派生したカラーが多いのも魅力ですが、現在では

  1. トライカラー
  2. セーブル
  3. ブラック&ホワイト
  4. ブルーマール
  5. バイブルー

上記5種類がジャパンケンネルクラブ(JKC)にて公認されています。
定番のセーブルカラーは輝く毛色としてシェルティの美しさをさらに引き立ててくれます。
少しブラックが入ったり、ホワイトが入り混じっているのも特徴ですね。
トライカラーやブラック&ホワイトも最近では多く見られるようになり、個体によって色の割合が違うので「うちの子らしさ」がでます。
ブルー系は珍しく、ブラックの模様などが入ると大理石のような輝きが出るのが魅力です。
人気も高く珍しい毛色ですが、同色の交配に適していなかったり遺伝子的に目が見えていないなどの話も多くあるため注意が必要です。

3匹のシェルティー

 

シェルティのかかりやすい病気

シェルティは基本的に健康な犬種です。
しかし先天的な遺伝病にかかりやすい犬種でもあります。
遺伝的な病気であったりコリー系統に副作用の出る薬があるため注意が必要です。
「知らなかった」や「獣医師に任せてあるから大丈夫」ではなく、自分の子を守るためにも生活する上で気になった事や薬に関しては獣医師に相談しましょう。
以下に主要な病気を挙げ、気をつけるべきポイントなどを解説します。

コリー眼異常(コリーアイ)

コリー眼異常とは遺伝性の眼疾患です。眼球の組織に異常が起こる病気といわれています。
暗いところを怖がったり、段差に躓くなど症状は様々。生後数ヶ月〜1歳頃までの進行が多いため、早めの専門的な眼科検査を受けることを推奨します。

甲状腺機能低下症

この病気は甲状腺のホルモン分泌が減少することで

  • 元気消失
  • 脱毛
  • 低体温
  • 肥満

など様々な体調不良が出てきます。
定期的な血液検査などが必要になる可能性もあるため、少しでも気になる症状があれば獣医師に相談してみましょう。

股関節形成不全

股関節形成不全とは、股関節にある骨が変形し関節に異常を起こす病気です。
腰を振って歩く、足を引きずる、運動を嫌がるなどの様子が見られます。
滑りにくい床にしたり適切な体重管理も重要ですが、シェルティは遺伝的に発症しやすいため成長期の定期的なレントゲンを検査を受けることをおすすめします。

紅葉とシェルティー

まとめ

美しい見た目とその愛情深さで世界中の人々を虜にしているシェルティ。
適切な理解とケア、そしてこちらも愛情深く接することでシェルティの魅力を最大限に引き出す事ができ、最高のパートナーとなります。

この記事を読んで、少しでもシェルティとの生活が豊かなものになっていただけると幸いです。

 

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